初心者のための経営学の教科書「俯瞰経営学2」PART4

どうも、「ホントのメディア」~自由人のための起業・フリーランス・副業塾~運営者の武信です。(No325)

「フィクサーによる日本教育改革本」も教育の全体図・俯瞰図でしたが、経営学でも俯瞰図を作ろうという野心で作ったのが本書です。

「フィクサーによる日本の教育改革本」も教育業界に影響を与えていると思われますが、この俯瞰経営学も多少は影響を与えているかもしれません。

作り始めたのは3年くらい前ですし、まだ未完成ですが、出版社らにパクられまくり、新規性がなくなったので、無料で公開します。

「俯瞰経営学2」のPART4です。本編はここからです。

前置き編が終わって、ようやく本編に入ります。ここからが僕の経営学の俯瞰全体地図です。

5 経営戦略(外部環境分析 ポーター教授の3つの基本戦略&ファイブフォース&時代分析の手法など)

経営戦略の超有名で、重要概念の話をします。

ポーター教授の、3つの基本戦略を紹介します。

コストリーダーシップ戦略は、構造的にコストを下げて、価格競争力を高めます。量的拡大を目指します。

差別化戦略は、価格以外の要因で、他社との違いを作ります。

集中戦略は、市場全体をターゲットにするのではなく、市場の特定分野に集中します。

これらは位置取り(ポジション獲得)の戦略です。

どれを目指すかは、企業によります。

「俺のフレンチ、俺のイタリアン」は、コストリーダーシップ戦略と差別化戦略をマッチさせています。(本格的な料理(差別化)なのに、安い(コストリーダーシップ)からです)

基本的に戦略とは、トレードオフ(あちら立てればこちら立たず。二者択一)であり、トレードオン(両方取る)は難しいと言われていますが、「俺のフレンチ、俺のイタリアン」のようにトレードオンの事例もあり、これが実現できれば相当な差別化になります。

続けて、ポーター教授のファイブフォースも紹介しますね。

事業の周辺に、どのような新しい機会の芽があるか?を分析する手法です。

「機会発見」という本を参考にしてまとめます。P75~

             新規参入(新規参入の脅威)
                 ↓
サプライヤーの変化                 ユーザーの変化
(供給者の交渉力) →  既存の競争      ←  (買い手の交渉力)
           (競争企業間の敵対関係) 
              ↑
           代替品
           (代替品の脅威)

になります。

ポーター教授のフレームワークの正式名称は( )内ですが、機会発見の本ではチャンスの芽を読み取るためなので、上のような名称に置き換えています。

つまり、機会発見の本に沿って、「既存の競争」「新規参入」「サプライヤーの変化」「ユーザーの変化」「代替品」という名称を使っていくことにします。(ポーター教授のファイブフォースの正式名称を使いません)


 
既存の競争
既存の競争下における、競合についての分析や、自社の強みなどの分析です。

新規参入
市場に今、将来、新規参入してきそうな競合はどこかや、どんな打ち手を繰り出してくるか?などの分析です。

代替品。
破壊的イノベーションの兆しはないかや、従来の常識とは異なる方法で、ユーザーのニーズを満たす代替品は何か?という分析です。

ユーザーの変化
消費者のライフスタイルや価値観や行動様式の変化の兆しや、その変化によって、市場はどのような影響を受けるか?などの分析です。

サプライヤーの変化
資源や技術などの外部から提供されるものや、それらの提供者の変化の兆しや、その変化によって、市場はどのような影響を受けるか?などの分析です。

詳しくは、「機会発見」の本のP75~80をお読みください。

この5つに、新たな6番目の「補完関係にある企業の力」が加わるかもしれません。

補完関係にある企業とは、「顧客が自社製品と一緒に買っていく、補完関係にある製品を生産している企業のこと」です。

ガソリン自動車はガソリンがなければ走りませんし、ガソリンは車がなければ売れません。

コンピュータはソフトがなければ動かないし、ソフトウェアはコンピュータがなければ売れません。

補完企業とは利害が共通し、同じ道を歩んでいる「旅仲間」です。

以上のことは、「パラノイアだけが生き残る」に書かれています。P44、45.

時代分析の手法も紹介します。

「機会発見」のP70~74に詳しくは書かれています。

分析とは、対象としている製品・サービス・事業の歴史を振り返り、○○時代があって次は△△時代、最近は□□時代といった変化を時系列で整理する手法だそうです。P70。

P71の時代分析の例(喫茶店・カフェ)の図を載せます。


時代区分 喫茶店時代  チェーン時代  シアトル系    サードウェーブ
                    コーヒー時代   コーヒー時代
年代  1950年代~  1970年代~   1990年代~    2010年代~

代表的 サイフォン  本格的なのに  エスプレッソ、   ハンドドリップ
な商品  コーヒー  低価格     ラテ        コーヒー

提供価値 コーヒーの 低価格と    家の外にある    オーセンティック
     専門店   規格品     リビング     焙煎したての豆

シンボル 応接間の  カウンター越し  リビングの    店内にあるロースター
    ような店内  のセルフ形式  ような店内空間
空間

時代分析を通じた、視点導出には2つのポイントがある。

1つ目は時代区分を設定することによって、これまで意識していなかった時代やその構成要素などに気がつくという点だ。

コーヒーの例で言えば、サードウェーブという時代区分や、その構成要素であるハンドドリップコーヒーといった、新しいトピックへの気付きがこれに当たる。

もう1つは、大きな変化の方向性を理解することができ、最新の時代のさらに先にある、時代の兆しに気付くという点だ。

コーヒーの例で言うと、シアトル系からサードウェーブへの変化の中で、手作り感への回帰という、時代の兆しを感じ取るといった具合だ。P74から引用しました。

時代分析の雰囲気を感じ取ってもらえば幸いです。

詳しくは「機会発見」という本で。

ではこの辺で。(2670文字)

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・Youtube動画などを基にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

参考・引用文献。

「機会発見」

「パラノイアだけが生き残る」

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