「メンタリストDaiGoのビジネスは完璧と思われたが、盲点があった」

どうも、「ホントのメディア」~自由人のための起業・フリーランス・副業塾~運営者の武信です。(No257) 

前回の記事が以下です。「メンタリストDaigoがニコニコ動画などで成功できた理由」というタイトルです。

https://hontonomedia.com/reasonwhymentalistdaigosucceededwithniconicodouga/

続きです。

メンタリストDaiGoのビジネスモデルは、Youtube(広告収入付き)で告知・拡散し、ニコニコ動画(有料課金・サブスクリプションモデル)へ誘導します。

ニコニコ動画の会員数は少なくとも現在、13万人以上です。

ニコニコ会員は550円という料金ですが、DaiGoの取り分はそれよりは少ない額のようです。(最低でも、月収7150万円はあるようです)

僕は、DaiGoのビジネスモデルは完璧だと思っていましたが、実は弱点があるというのが今回の記事の論点です。

興味がある人は続きをお読みください。

1 記事からの引用。

特に、2019年12月に報道された記事によると、以下があります。 

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO53324330T11C19A2MY1000/

「心理実験 再現つまずく 揺らぐ信頼、研究刷新促す声」というタイトルです。

一部、引用します。

米科学誌「サイエンス」は15年、心理学研究への信頼が揺らいでいる事態を重く見て、主要な学術誌に掲載された心理学と社会科学の100本の論文が再現できるかどうかを検証した。

結果は衝撃的で、同じ結果が得られたのはわずか4割弱にとどまった。

日本の代表的な心理学会誌「心理学評論」も16年、再現できない実験に関する問題を特集号として取り上げた。以上、ここまで。

記事には、「マシュマロ実験」や「スタンフォード監獄実験」などが再現できなかったと書かれています。

前にも、えらてん氏により、DaiGoのビジネスは科学的だと誇張しすぎていると指摘され、論文も間違いがあると一部で炎上した騒ぎがあります。

僕は、その主張には、完璧な人間なんていないという論で反対しています。

詳しくは以下の記事で。

https://hontonomedia.com/apersonwithhighintegrityofbigfiveisthestrongestatruepersonbusinessisthestrongestpart1/

一部、引用します。

仮にDaiGoの情報コンテンツに、半分以上の科学的な根拠がなくデタラメな情報があると判明したとしたら、それはマズイです。

ですが、少数の間違った情報ごときで、DaiGoの評判が下がることはありませんし、そんな完璧な人など、この世にはいません。

野球でいえば、3割バッターで優秀であり、3割5分くらいの首位打者級の打者(例えば、イチロー)に、6割5分打てなかったかといって、執拗に叩く人がいたら、皆さんはどう思いますか?

そんな人を叩く人がいたら、「この人、バカか。野球のことを知らないのか」と思われるでしょう。以上、ここまで。 

ですが、今回の4割しか再現できないという事実が、心理学全般に及ぶとすれば、DaiGoのコンテンツの信憑性もそれと同じぐらいになり、「半分ぐらいは正しくない情報を伝えていること」になります。

これは致命的な欠陥かもしれません。

DaiGoは、えらてん氏の件により、Youtubeなどに毎回、「これはエンタメである」のような注意書きを加えています。

科学的という誇張アピールを既に辞めていました。

これは先見性のある行動だったと、今では僕は思います。

えらてん氏の指摘も、完全に的外れなものばかりではなかったということです。

だからこそ、DaiGoも取り入れたということでしょう。

2 僕の考察。

僕がDaiGoのビジネスを正当化するとしたら、以下のような理屈になります。

その前に、以下の動画を貼り、一部を簡単に要約します。

「嘘つくと増える7つの行動」というタイトルです。

DaiGoによると、DaiGoが嘘を見抜く精度は7〜8割の間に収まり、SP(警備の人)は8割以上であり、普通の心理学の訓練を受けてない一般人は5割ぐらい(半々)という結果だそうです。以上、ここまで。

詳しい嘘の具体的な見抜き方は、動画にて。

つまり、何が言いたいかというと、心理学を勉強すれば、たとえ、心理学の学問の半分ぐらいに間違いがあっても「人間心理を読む精度が上がる」という事実があるのです。

もちろん、今後、学会が心理学という学問をもっと信憑性があるように定めるために、いろいろ動く必要はありそうです。

ですが、現段階でも、DaiGoの情報には少なくとも550円以上の価値はあると思われます。

550円という値段設定が救いでしたね。

この値段設定なら、DaiGoの心理学の情報に半分くらい(またはDaiGoのリサーチャーなどの努力により、7割ぐらいまで精度を上げる)、間違いがあったとしても、元が取れる値段だと思うのです。

また、DaiGoは心理学以外にも、勉強法や投資やその他の分野の話もしています。

コンテンツが心理学中心とはいえ、それ以外も扱っています。

また、以下の記事で、理論や法則を一般化・普遍化しすぎず、盲信しないようにと書いています。

https://hontonomedia.com/understandthemeaningoffactorsandtheoriessubetewoiltupankahuhenkahayokunai/

理論には限界があるのです。

理論は、社会や世の中の複雑性を捨象して、簡単にモデル化したものです。

ここで、「データ資本主義」という本から引用します。

現実を単純化し抽象化してモデルを作る

モデルは数学的である必要はない。しかし、数学的であるほうが扱いやすい。

モデル的な思考法を習得した人は、格別意識しなくても、なんらかのモデルで物事を考えている場合が多い。

モデルは、現実を単純化し、抽象化する。現実は複雑すぎて簡単には理解できないので、重要で本質的と考えられる要素だけを抽出し、それらがどう関連しているかという相互関係を示す模型を作るのだ。

そして、模型の挙動を調べる。それによって、現実の世界の動きを予測するのである。

モデルは、現実を単純化している。いいかえれば、現実に存在するもので、重要でないと考えられるものを捨象している。だから、現実そのものではない。

たとえば、ニュートン力学は、摩擦のない世界を想定している。もちろん、現実の世界には摩擦がある。

だから、ボールを転がしても、ニュートンの方程式が予測するようにいつまでも等速運動を続けるのではなく、いつか停止してしまう。

その意味で、現実を完全に記述しているものではないのだ。

しかし、最初から摩擦のある世界を説明しようとすると、複雑になりすぎて扱えなくなる。

そこで、まず摩擦のない世界での物体の運動を記述し、それから後で摩擦を取り入れたモデルを作って結論を修正するのだ。

重要なのは、最初に摩擦のない世界を考えたことだ。物理学は、この方法論をとることによって発展しえたのである。

理論駆動形研究が成功するかどうかは、対象から枝葉末節を取り除き、本質を取り出してモデル化できるかどうかにかかっている。それができるかどうかで研究者の能力が評価される。以上、ここまで。P95、96。

この本では、さらに「理論やモデルが死んだ」と書かれています。

理論やモデルがなくても、ディープラーニングなどの大量のデータによる解析手法により、正確な結果が出るようなったからです。

将棋や囲碁で、大量に学習させたコンピュータは、碁の世界チャンピオンを完膚なきまでに叩きのめしましたが、人間にも「どうしてその手を指したのか、理解不能」なのです。

つまり、因果関係などが不明であり、ブラックボックス化したのです。

ブラックボックスで、因果関係や理論やモデルなど意味不明だけど、なぜか結果が出るので、「まぁ良いか」となっている現状がありますが、このブラックボックスを解明しないとマズイという動きもあります。

ですが、ブラックボックスの解明は「勝ち目のない戦」だとも言われているようです。

詳しくは本をお読みください。かなり、示唆を得られた本です。

話を戻します。

つまり、自然科学(物理学など)のような世界でも複雑なのに、社会科学や人文科学(心理学含む)はもっと複雑系であり、その因果関係を完全につかみ、理論化、モデル化するのはかなり難しいのでは?と思うのです

再現性が4割しかないという心理学の限界は、人間がいかに複雑な生き物かを表しています

しかし、その複雑系を知った上で、人間パターンを数多く知り、学習し続ければ(データ量を増やせば)、普通の心理学を勉強していない人よりは嘘を見抜く方法も上がりますし、人間のことがよく分かるようになると僕は考えています。

だから、DaiGoの動画で、月額550円で学ぶのはそこまで損はないですし、「コミュニケーション力の精度を上げる」うえではある程度、役立つと言えると思います。

僕なら、DaiGoのビジネスをこのように正当化します。(というか、社会科学や人文科学は、こういう精度が多少劣る学問だと思いますよ)

ではこの辺で。(4107文字)

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・Youtube動画などを基にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 参考・引用文献。

「データ資本主義」

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