どうも、武信です。(No217)
僕には姪っ子がいます。現在、小学4年生です。
中学受験をする予定であり、中学受験の塾にも通っています。
ですが、今、現在、姪っ子は勉強をほぼしなくなりました。
この結果から考えて、どこで教育に失敗したのか?を僕は考察してみようと思います。
皆さんの、子育て、または部下指導にもヒントになり、応用できるかもしれません。
1 ゲーム的勉強法。
話を戻します。
僕としては、やはり子供が自主的に主体的に、「自ら進んで学ぶ状態」が理想だと思っています。
ですが、なかなか嫌な勉強系を、自ら進んでやるように仕向けるのは至難の業でしょう。
僕が考える解決策としては、興味を持たせるのがまずは一番大事なので、マンガやゲームもありだと考えています。
そんな中で、ゲームで教育をしているという子育て法があったので紹介します。
以下の記事です。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00128/00039/
「息子がゲームに没頭、何が悪い? 学びも社交性も育むぞ」というタイトルです。
長めに、引用します。
子どもにゲームやYouTubeを見せるなどどこまでやらせていいのか……。
それは、デジタルデバイスが氾濫する中、多くの親に共通する悩みだ。だが、「ゲームこそ子育てに最強」と主張する人物がいる。
略。
ゲームもYouTubeも自由にやってオッケー。
―わが子を「YouTube」やゲームにどう触れさせているか。谷田家のポリシーを教えてください。
谷田:まず、何を見せるか、させるかについてはとりあえず自由に全部オーケーです。
今、息子は「ニンテンドースイッチ」にハマっているんですけど、時間だけは一応決めています。
機器の見守り機能を使って1日30分。とはいっても、子どもは時間を過ぎても「まだやりたい」と言い出しますよね。
そうしたら、“クエスト”を与えるんです。「これをクリアしたら、続きをやっていいよ」と。
簡単な家事のお手伝いのときもありますし、本人が自分からはやりたいと言い出さないちょっと難しめの他のゲームをクエストにすることも。
例えば、将棋の藤井聡太七段が幼少期に遊んでいたことで有名な積み木玩具「キュボロ」とか。
あと、グーグルのプログラマーがわが子のために開発したというパソコンを使わずにプログラミングの構造が学べるボードゲーム「ロボットタートルズ」も、よく一緒に遊んでいます。
アナログな玩具やゲームもバランスよく組み合わせているのですね。
谷田:そうです。遊びの楽しさにはバリエーションがあるし、新しいゲームの面白さはやってみないと分からない。
だから、触れる機会を意識的に作るのが大事だな、と。
本人が夢中になっているゲームを続けるための条件として、ちょっと趣向の違うゲームや頭を使うゲームを取り入れているんです。
するとたいてい、やっているうちにそっちの面白さにも気づいていきます。
彼にとっては、「何が面白いか」は日々よって変わる。反応もよく観察しながら、「そろそろこのゲームをやらせてみようかな」と考えるのは楽しいです。
略。
就学前から小学生低学年くらいの時期に任天堂のゲームがいいなと僕が思うのは、彼らの開発方針がこの時期に合っているからなんです。
「小学生がプレーしたときに、めちゃくちゃ面白いゲームの原体験ができるように開発している」という話を聞いたことがあって。
確かに、「スーパーマリオブラザーズ」は、コインを取りながらジャンプをしているうちにスーッとクリアできるようになっているし、説明書なしに直感的に遊べる工夫が緻密に施されているんです。
だから4歳の息子も、任天堂のゲームは夢中になれるみたいです。もう少ししたら、「マインクラフト」を買ってあげようかなと思っています。
あのゲームは世の中の自然の摂理を学べるようになっているので。
あと、そろそろお化けの存在も分かってくる年齢なので、ホラー要素が入った「ルイージマンション」もいいですね。
「あまり遅くまで遊ぶと、お化けが出るかもしれないぞ~。ヤバい! 早く片付けなきゃ」なんて言って、しつけもうまくいきそうです。
小学生になったら、プログラミングゲームも始めさせたいですね。
一つひとつのゲームに意味付けをして、お子さんの発達に応じて与えているのですね。
できるだけたくさんのゲームを経験させようとしています。
略。
知りたいことを制限かけずに掘れるように。
多くの親にとって懸念材料となるのが、「ゲームで遊ばせ過ぎると、勉強がおろそかになるのでは」、あるいは「独りの世界に没頭し過ぎて、社交性が育たないのでは」という不安です。これらについてはどう考えますか?
谷田:その点は既に息子が反証してくれていますね。
ポケモンのゲームをやらせている間、画面に出てくる文字を知りたがって、「これは何て読むの?」「“あ”だよ」とか教えているうちに、4歳になる前に平仮名と片仮名を全部覚えてしまいました。
あと、スコアの数字を追いながら、算数も習得していたみたいで、もう300くらいまで数を数えられるようになりましたね。
1桁の足し算・引き算もできるようになりました。英才教室には一切通わせてないんですけど、保育士さんもビックリしていました(笑)。
あと、友達との関わり方についても、ゲームの世界観からいい影響を受けているなと感じています。
「仲間を大切に」「力を合わせて」といった価値観のストーリーで組み立てられているゲームによく触れさせるほどに、優しくなってきましたし。
保育園でけんかが起きたときも、なんでダメなのかを伝えることなどができるようになってきました。
むしろプラスの面が大きいと感じていらっしゃるのですね。「YouTube」などで見られる映像系のコンテンツについては、どういう決まりにしていますか。
谷田:自由に見せています。3歳までは、ゲームプレーやおもちゃ紹介の動画を好んで見ていましたね。
でも、あるとき、「これ、おもちゃの話ばかりだからつまらない」と言い出して(笑)、今は「仮面ライダー」の歴代シリーズや「ドラえもん」の動画に興味はシフトしました。
音声入力での呼び出し方も覚えて、「アレクサ、『仮面ライダーウィザード』を見せて」と勝手に作品を発掘しては勝手に見ています。それでいいと思っています。
今は「アマゾンプライム」や「ネットフリックス」のおかげで、好きなだけ作品に出合えるし、ザッピングもできるようになった。
そんな時代に彼は生まれてきたのだから、知りたいことに制限をかけずに“自分で掘る力”を伸ばすほうがいいと考えているんです。
この方針が正解かどうかは分からないけれど、語彙力がものすごく上がっているのは確かですね。
普段から赤ちゃん扱いせずにコミュニケーションしているのも大きいかもしれません。以上、ここまで。
ゲームがものすごく、興味・関心を引きつけ、自主的にやる気・好きを身につけさせ、語彙力もアップさせ、しかも道徳的な価値観まで与えているか?が分かります。
僕は過去、スーパーマリオブラザーズやスポーツゲームなど反射神経が鍛えられる系をやったことにより、反射神経が速くなったのと、集中力が上がったと思っています。
また、ドラゴンクエストなどのRPGを最後までクリアする経験をすることで、自分の力でクリアしたという成功体験と、道徳的な価値観(正義や悪いものを倒す)も植え付けられたと思っています。(スーパーマリオブラザーズもクリアするのは難易度が高いらしく、僕は何回もクリアできるので、これも成功体験の一種でしょう)
難易度の高いゲームを過去、たくさんクリアしたことで、小さな成功体験をたくさん得ました。
この小さな成功体験を積むことが、後に、勉強の世界などに広がっていくと僕は思っています。
Youtubeは僕の子供の頃にはなかったので、効果のほどは分かりませんが、「アニメや映画などの映像系」だと定義すれば、過去、子供の頃にたくさん触れたことで、正義感などの道徳はもちろん、日本語も自然に覚えるようになった効果はあったかもしれません。
また、信長の野望や三国志などの国取りゲームからは、戦略の妙が学べます。
結局、ゲームを自力でたくさんクリアすると、攻略法を覚えますし、成功体験を得られるのです。
その獲得した攻略法や成功体験を、勉強などに、子供は自然に転化させるのです。
ところで、マンガについてはこの記事では触れていませんが、マンガは僕は「活字慣れ」という意味では、かなり効果が高いと思っています。
活字慣れの順番として、1 絵本 2 マンガ 3 児童書の小説や伝記 4 ライトノベル 5 大人向けの小説 6 ライトなビジネス書 7 高度なビジネス書 8 学術書系や論文など、に移行すると思っています。
大学受験で、医学部に逆転合格したという人も、国語対策(果ては数学にも応用)のために、マンガをまずは最低1000冊は読んだと言っています。
そして、マンガである程度、活字への抵抗をなくしてから、児童書の小説や伝記などを読みます。(僕はエジソンやファーブル、武田信玄などの本を好んで読みました。また、江戸川乱歩のミステリー小説も読んでいました)
中学時代は横山光輝の三国志などを好んで読みました。(文庫版は全30巻。単行本は全60巻あります)
次に、高校時代にライトノベルとして、ロードス島戦記やアルスラーン戦記などを読んだり、大人向けのミステリー小説である綾辻行人さんの館シリーズなども読んでいました。
20代になってからは、ビジネス書に手を出し始め、今では学術書まで到達しています。
僕のケースは正直、進行が遅いケースであり、もっと早めるべきだと思います。
このように、活字の習熟にも順番があるのです。
ゲームやマンガやYoutubeなどのアニメや映画などには、このような効用があるのにもかかわらず、僕の妹は姪っ子にほぼ禁止令を出し、才能の目を潰してしまったのだと思われます。
そりゃ、中学受験の勉強ばかりやらされて、「好奇心を持て!」と言われても無理ですよね?
しかも、小さな成功体験すら積んでいません。中学受験は付きそい、教えてもらいまくりです。
これが、RPGなどのゲームで、自力でクリアした体験などを積んでいれば、多少、違っていた可能性があるのかなと。
まぁ、子育て方針としては、「なるべく自力で成功体験を積み重ねさせること」が大事だと僕は思います。
ゲームにせよ、マンガにせよ、自力でクリアし、進んで読めばいいのです。
そこから、どういう方向に発展していくかかは見守るしかありません。
難易度も徐々に上げていけばいいのです。活字の慣れも、進行の順番がありますからね。
後は、文章を書くのが上手い親が近くにいるのなら、日記を毎日、書かせて添削するのもありだと思います。
自己省察力、文章力、分析力など上がります。
または、英語の勉強はさせたほうがいいでしょう。
さらに、Big5のほぼ全てを上げる運動も積極的にさせたいところです。
僕の場合は、それに加えて、小学校時代から、マンガを書いてました。創作活動です。
この体験が、後に、ブログ執筆や企画案構想などにつながっています。
逆に、弱点として、何を子供時代に学べなかったかというと、社会性です。
同い年の子供とは絡んでいましたが、違う世代の大人とほぼ絡まず、対処法を学べなかったです。(つまり、コミュ力や社会性、大人びた点が少なかったのです)
また、お手伝いをほぼしなくても良い状態だったため、細かな身近の生活面がおろそかになりました。
これで、後に大変、苦労することになります。
ゲームや運動やマンガやアニメや映画や創作活動などを通して、道徳や知性や主体性や創造力などは培われましたが、コミュ力や社会性や細かい生活面は劣っていたのです。
2 最後に。
最後に、マンガやアニメや映画などの創作物は基本的にフィクションであり、作りモノという認識はかなり大事です。
正義感や道徳心は培われますが、あれはフィクションなので、現実世界では適用できない面が多すぎるのです。
僕もあのフィクションの世界に浸りすぎて、「TV局の人達も正義の人」なのだと思いすぎてて、長年、騙され続けた面が大きいです。
つまり、ああいう作品はフィクションであると、後に、どこかの場面で知った上で、触れないと、かなりコミュ力の面ではヤバイことになります。
コミュ力については、そういう系統の真実(人間の本性)が書いてある本を読み、後は実践で身につけていくべきだと、かなり強調したいです。
ではこの辺で。(5431文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。