どうも、武信です。(No215)
知ること、知識量の多さは大事だと、僕のブログでは述べてきました。情報格差の時代でもありますからね。
ですが、それと同時に、「知ることの怖さ」についても今回は書いていきたいと思います。
「知ることが怖い?ってどういう意味?」って思った方は続きをお読みください。
読めば納得がいくと思います。
短く、サクッと読める内容です。
1 知ることの大切さ
「知ることの大切さと怖さ」について、論じたいと思います。
勉強や読書で人は学び、様々なことを知ることができます。
僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本」を読めば、人生の全体図・俯瞰図をある程度知ったことになり、「読んでない人と比べたら、世の中の見方」が変わるはずです。
世の中、人は起きた現象を同じように解釈していません。
例えば、ニュートンはリンゴが木から落ちたことで、万有引力の法則を見つけたわけですが、それを何度も見た人は世の中にはたくさんいても、万有引力の法則に気づかなかったわけです。
または僕の話でいえば、「響 小説家になる方法」という漫画の解釈で、リアリティが欠けていると捉えていましたが、違う人は「天才ってすげー」と絶賛していたわけです。
漫画にリアリティは必要?「「響 小説家になる方法」という漫画が僕の心にまったく響かない理由」
天才や才能の背景を深く分析していた僕からしたら、リアリティ不足という視点が得られましたが、それに気づかない読者もいたのです。(またはフィクションですから、リアリティなくても楽しめればいい、という人だったのかもしれません)
以上のような、「人によって見ている世界は異なる」という話は以下の記事でも書いています。
「見えている人には見えている世界がある」。
理解力とは?シリーズ「理解力こそが人生を左右するスキルである」PART1
勉強や読書をすると、様々な人の解釈や価値観に触れることができ、視点が多様になります。
様々な視点から物事を見れるようになれば、人よりも気づきが多くなり、発明やアイデアが湧きやすくなりますし、人よりも本質に気づきやすくなるかもしれません。
本質に気づくと、有利に生きられるようになります。
2 知ることの怖さ
しかし、勉強や読書をすれば知識は増え、どんどん有利になるかといえば、そうとも一概に言えないのです。
その理由は、一度知ってしまうと、元の知っていない状態に戻れないという点にあります。
つまり不可逆性であり、元の状態に戻せないのです。
スノーデン氏の暴露がなかった頃は、人はまさか国家があそこまで大規模に盗聴をしているとは、夢にも思っていなかったでしょう。(エシュロンという言葉でほのめかされていましたが、気づいていた人は一部です)
そして現実に、スノーデン氏の暴露で、盗聴が真実ということが判明しました。
さて、これで世の中への見方が変わる人も出てくるでしょう。
パソコンやスマホって怖い、と思う人もかなり多いかもしれません。
他にも、人間の汚い部分を知ってしまうと、人間不信に陥ることもあります。
つまり、「知らぬが仏」であり、知らないことは一種の幸せでもあるのです。
極秘情報を知ると誰にも話せず、秘密を抱え込まなければならなくなり、ストレスの種になります。
知ることは楽しいし、有利になる反面、怖さもあるのです。
3 結論
知ることを基本的には推奨しますが、知ってしまった人は秘密を抱え、苦しむという不利益も書いておきたいと思います。
また一度、知ってしまうと、その認識を何らかの手段で変えることができない限り、元の知らない状態には戻れません。
例として、映画などのネタばれを知った後に映画を観るのと、知らないときに観るのとでは感想、受けたインパクトは違うはずです。
知識伝授(ネタばれ含む)は、相手が「元の状態に戻らない」ということを想定したうえで、話す配慮が必要でしょう。(しかし秘密を抱えたまま生きるのは相当な苦行なので、ほとんどの人が漏らしてしまうと思います)
ではこの辺で。(2008文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。