就活の対策や情報やアドバイス「キュレーターが就活本の読書ガイドを書くとしたら」PART7

どうも、武信です。(No109) 

 

6からの続き、7です。

就活の対策や情報やアドバイス「キュレーターが就活本の読書ガイドを書くとしたら」PART6

 

有料note記事(だった)の一般公開です。

 

僕の有料記事では、質の面では下位のほうだと思いますが、僕の有料執筆物がどれくらいのレベルなのか判断してもらう意味で公開することにします。(紹介している本が古いという理由もあって、有料で売るのに気が引けたという面もあります)

 

就活本のキュレーションをして紹介し、その就活本を実際に読んでもらえたら、就活にかなり役立つという内容の記事です。

 

まぁ就活の本を読まなくても、仕事選びで悩んでいる人は必見の記事です。

 

1 正しい仕事について。

続きです。

 

正しい努力があるとすれば、「正しい仕事」もあります。

 

「評価につながる」「成長につながる」、またはどちらか片方ということになります。

 

「評価につながる」ということは、組織内の上司や権力者に認められて、出世につながるか、発言力が上がるなどが挙げられます。

 

「成長につながる」仕事とは、個人のキャリアは人それぞれなので、限定するのはなかなか難しいです。

 

ただ、スキルを3つに分けるとすると、そのうちのどれを伸ばすか?という観点から見れば、多少は見えてくるかもしれません。

 

1つ目は、その会社内でしか通用しない特殊スキルです。

2つ目は、その業界の中で通用するスキルです。

3つ目は、業界を問わず世界どこででも通用するスキルです。

 

世の中が不透明な昨今ですから、会社が倒産したり、転職の可能性は充分にあります。

 

その際、1つ目のスキルだけに安住するのは危険です。

 

最低でも2つ目、理想的には3つ目までのスキルを視野に入れれば、リスク管理として最適でしょう。

 

「評価につながらず、成長にもつながらない仕事」は、なるべく避けるか、60%ぐらいの力で適当にやり過ごすのが、得策ということです。

 

2 権力格差指数について。

ちなみに、「部下が上司を尊重しなくてはいけない」という度合いの指標「権力格差指標」(PDI=(Power Distance Index)では、日本のスコアはかなり高くなっています。

 

つまり、権力格差が大きい日本のような国では、不平等が当たり前で、権力者に媚びる傾向があり、中央集権化が進んでいるといえます。

 

イギリスのような権力格差の小さな国では、不平等は小さく、権力分散され、部下は上司が意思決定を行う前に相談されることを期待し、「特権やステータスシンボルがあまりない」ということになります。

 

日本企業では目標管理制度を取り入れていますが、「権力格差の小さいアメリカで開発された目標管理制度」であり、部下と上司が対等な立場で交渉できる国では有効ですが、「日本のような上下関係がはっきりした国では機能しない」と言われているようです。

 

権力格差指標は以下です。

フランス 68。日本 54。イタリア 50。アメリカ 39。カナダ 39。旧西ドイツ 35。イギリス 35。です。

 

中国、台湾、韓国といったアジアの国々や、コロンビアなどの南米諸国もPDIは高いです。

 

つまり、日本と似ているということです。

 

さらに、面白いことに、国別の競争力やイノベーションランキングでは権力格差指標が高くなればなるほど、それらのスコアが低くなる傾向にあるということです。

 

つまり、若手が上司を尊重しすぎる度合いが高ければ高いほど、組織の競争力は低下します。

 

イノベーションを生むのは若者中心であり、その実現のための補佐役がシニアの役割なのです。

 

その若者が上司に従順すぎると、イノベーションや国の競争力は落ちます。

 

3 上司の言いなりは愚策。

これらから言えることは上司の言いなりになりすぎるのは、「正しい仕事」ではない可能性もあるということです。

 

さらに、日本の管理職のレベルは世界最低とも言われているようです。(日本の管理職の3割は経営課題の設定どころか、自部門の課題の優先順位さえ、クリアに定義できないそうです)

 

ということは、上司の言いなりになって全ての仕事を引き受けると、「正しい仕事」につながっていない可能性が高くなります。「評価にもつながらず、成長にもつながらない」ということです。

 

単なる便利屋として使う上司もいますしね。

 

ダメ上司から身を守るには、1 徹底的な低燃費路線、2 上司に逆に提案し、主導権を握る路線、3 転職や異動などによって逃げる路線 の3つになります。

 

徹底的な低燃費路線は言われたことにいちいち反論せず、さっさと仕事を片付けるということです。

 

いつも、この路線だと理不尽なので消耗しますが、会社という場所はそういう場所でもあるので、ある程度は仕方ないでしょう。

 

ただし、いつもこの路線ではなく、次の2の路線も採ります。

 

次は、上司に逆に提案し、主導権を握る路線です。

 

ダメ上司に代わって企画や課題などを提案し、成果を上げて上司に華を持たせます。

 

ただし、仕事の成果はあくまで自分だという主張は忘れずにしておかないと、評価につながるが達成できず、「正しい仕事」にならないので注意が必要です。

 

3つ目の転職や異動などによって逃げるのは、最後の選択肢です。どうしようもなくなったら最後の手段を採ることになります。

 

以上の話(正しい努力や権力格差指標)は「トップ1%に上り詰めたいなら、20代は残業するな」を参考にさせてもらいました。意識の高い方はぜひ、読むべき本です。

4 意識が高い人やエリート向けの本の紹介。 

さて、意識が高い人やエリート向けの本も紹介しておきます。

 

外資系に興味がある方は、以下の本を読むといいかもしれません。ざっくりと外資系はどんな会社か?をマンガで学べる本です。

「外資系はつらいよ」 ずんずん KADOKAWA / 中経出版 2012/12/3

 

外資系のことがよく分かる本として以下を勧めます。同じ著者の本です。

「外資系OLは見た! 世界一タフな職場を行き抜く人たちの仕事の習慣」ずんずん KADOKAWA/中経出版 2015/5/17

 

エリート向けのキャリア構築本で、コンサルや金融業界(投資銀行・PEファンドなど)や起業へのキャリアパスなどに参考になる本が、以下です。

「戦略コンサルタント、外資系エグゼクティブ、起業家が実践したビジネスエリートへのキャリア戦略」 渡辺 秀和 ダイヤモンド社 2014/9/11

 

この本では、コンサルはキャリア・ハブ(たくさんの業界へ転職可能で応用度が高い職業)で、起業や経営企画部などへ移れると書いてあります。

 

ですが、前に紹介した「2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本」ではコンサルタントは最高に出世しても評論家止まりであり、起業家などほとんどいないと書かれています。どちらが真実なのか気になります。

 

さらに、シリコンバレーに興味があり、グローバルリーダーになりたい人には次の本を勧めます。

「SONYとマッキンゼーとDeNAとシリコンバレーで学んだグローバルリーダーの流儀」 森本作也 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2013/11/29

 

5 番外編の本の紹介。

8 「番外編」 

ここからは番外編です。

 

人事について。 

日本型キャリアと欧米型キャリアを比較して、日本企業のキャリアの良さと欠点を問い直している本が以下です。

「日本で働くのは本当に損なのか」 海老原 嗣生 PHP研究所 2013/10/19

 

同じ著者の本で、日本型キャリアの改善策まで書いている画期的な本が、以下です。日本型キャリアを復習できる本でもあります。

「いっしょうけんめい「働かない」社会をつくる」 海老原 嗣生 PHP研究所 2014/9/13

 

日本型キャリアを詳しく知ることで、自分のキャリア構築に見取り図を持てるようになるでしょう。

 

大企業でのキャリアの作り方など。

 

大企業でどう出世するか?の秘訣が書かれている本が、以下です。

「出世する人は人事評価を気にしない」 平康 慶浩 日本経済新聞出版社 2014/10/9

 

6 まとめ。

9 まとめ。

これまでの本の内容をまとめましょう。

 

外部環境の分析は大事です。外部環境により、仕事がなくなったり減ったりする可能性があります。

 

マクロ経済、自社の動向などは気をつけておく必要があります。突然、国家が破産や自社が倒産というケースもあるでしょう。

 

そして、大事なのは能力構築です。

 

仕事として、報酬がもらえるレベルの能力を身につける必要があります。能力ありきです。

 

いくら、会社内でいい顔をして人脈を作っても、裏切られることはあります。

 

リストラや左遷もありえるでしょう。その際に助けとなるのが、能力です。能力があれば、転職もしやすいのです。

 

また、副業として、ブログなどで情報発信して、市場で自分のファンを作っておくと将来、独立も可能になるかもしれません。市場に認められるにも、能力構築は必須です。

 

そして、人間には、「向き・不向き」があるということを理解しておく必要があります。

 

苦手なことを最低限は克服しておくのがプロですが、上位に入る強みにはなりません。向いている仕事に就くのが、幸せへの道です。

 

それは好きな仕事ではないかもしれないし、金もあまり稼げないかもしれません。ですが身体をすり減らして精神を消耗してまで、金を求めるべきでしょうか。

 

高額の仕事とは、精神的にも肉体的にもきついのが当たり前です。給料が高いとは、そういうことです。

 

結局は、やりがい(好き)、得意・できる仕事(他者に認められるし、ある程度金も稼げる)、の要素で仕事選びをすることになるでしょう。

 

どれも満たすのは厳しいです。どれかを捨てないといけないのが普通です。

 

自分にとって、どれが大事な価値観か考えて仕事選びをしましょう。僕は得意・できる仕事を勧めます。

 

紹介している本の内容が古くなっています。新しい本を発掘すべきですね。

 

ではこの辺で。(4452文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

 「トップ1%に上り詰めたいなら、20代は残業するな」

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