どうも、武信です。(No47)
「若いときに教養を学ぶのはバカ」という記事をお書きになった京大生ブロガーゲーテさんがいます。
以下の記事です。 「若いときに教養を学ぶ人間はバカ」というタイトルです。
僕も元々、実学派だったのでゲーテさんの主張はよく分かります。
ですが僕がなぜ実学じゃなく、「パーフェクトヒューマン日記「社会人の教養がすべて身につくメディア」というブログタイトルを運営しているのか?その背景、歴史、過去を紐解いて、僕の立ち位置やゲーテさんの主張についてどう思っているのか?書いていきたいと思います。 (これは過去のブログタイトルです。今はホントのメディアに変わりました)
1 ゲーテさんの記事の要約。
「若いときに教養を学ぶ人間はバカ」。
ゲーテさんは、教養を地頭やコミュ力のように実体のないものと書いています。
そして自称教養人は理系の知識がないといいます。
ゲーテさんは本を1000冊読んだり、映画を500本見たそうです。ゲーテさんは本を1000冊読んだり、映画を500本見たそうです。
若いうちは自分で稼げてなくて、将来稼ぐ当てもなく、技術やスキル(プログラミングやマーケティングや心理学)を学ばず、生きる力、稼ぐ力も身につかないまま教養を学んで何になるのか?という主張のようです。
まずは技術力で言えば「プログラミング、Webの勉強、技術に使う数学・工学」優先とのことです。
教養は後から、例えば40代、50代と仕事が落ち着いてからでも学べますと。
教養の地位は低下しているし、経営者は教養(歴史)より、数字や確率で意思決定しています。
他にも主張がありますが省略します。以上、ここまで。
2 僕の意見。
ここからは僕の意見です。
僕は過去、以下の記事でコンテンツ(企画案)と技術(プログラミング)で分けて主張しました。「才能とはいったい何なのか?」特別編というタイトルです。
そして僕は「フィクサーによる日本の教育改革本」で実学の重要性を説き、教養派を否定していました。
理由としては教養で日本で食っていける人なんて1%以下であり、TV出演であれば林修や池上彰ぐらいの大御所は話術を中心に食べていて一握りであるし、さらに文章で食っている教養人なんてほんとうにわずかしかいなかったからです。
大多数に当てはまらないのであれば、教養で食っていくことを勧める教養人は害悪でしかありません。
ですが僕は教養はある程度は大事だとも主張しています。
実学>教養(人文学など )は、7対3くらいの割合と書いています。
割合の問題なのですね。
で、教養で生きていくことは勧めないし、「実学中心がいい」と他人には勧めますが、教養自体は学んでおくと有利になる場合が多いのです。
以下に理由を述べます。
教養を学ぶべき理由1。
広範囲に知識を得ることでイノベーション的発想、つまり企画案が浮かびやすくなります。
そして技術派(プログラミングなど)もコンテンツ派(企画案)を切実に必要としているのです。
教養を学ぶべき理由2。
教養はコミュ力も当然入り、体系化しにくいと思われていますが僕は体系化に挑戦しており、理論化も研究しています。
そしてこのコミュ力は営業マンはもとより、生きていく上で、人間関係で有利にたてるので技術派だけで食うより良い人生が送れる可能性が高まるのです。
僕はメンタリストDaiGoの心理学を中心に学び、コミュ力を強化しています。
ゲーテさんも心理学は学ぶようなので「教養の大事さやコミュ力の威力」をある程度は実感しているのかもしれません。
以上の2つの理由(コンテンツ(企画案)力が上がる点とコミュ力が上がる点)から、教養は学んだほうがいいと言えます。
僕の指す教養とは「コンテンツ力強化に威力を発揮する知識や智慧」と「コミュ力強化に関する知識や智慧」が中心になります。
3 僕の過去。
ここで僕の過去を話します。
僕の若い頃(20代)は、今ほどプログラミングを手軽に深く格安で学ぶ環境が整っていませんでした。
それに加えて、金がなく、健康も害しており、人脈もほぼなく、プログラミング勉強環境が整っていない中で、僕が選択したことは図書館のフル活用、つまり本を読むことでした。
経済学や経営学、その他の分野を中心に本を読み漁りました。
あとは英語も単語と文法はかなり勉強しました。
こういう環境下では実学に目が向きませんでした。
もし昔に戻れて、プログラミング環境が整っていたら、プログラミングを真剣に学んでいた可能性が高いです。
しかし、過去には戻れません。
で、僕は大量の読書とスカイプによる実体験により、教養系(経済学や経営学は実学寄りの教養だけど)とコミュ力を鍛えて、その結果から、1%以下の教養で生きていける人の射程範囲内にもしかしたら入る可能性が出てきたのです。
今でも「ライターや小論文添削や文章のリライト」で食べていけそうですが事情があり、まだやっていません。
こういう過去があるので、ゲーテさんのプログラミングなどの実学を学ぶ主張もよくわかるのです。
ただ、猛烈に頑張ると1%以下の教養で食っていける可能性も残るのですね。多くの人には勧めない進路ですけどね。。。
4 結論。
今の若い世代の人には僕のときとは違って、プログラミング勉強環境がかなり整っているので、プログラミング勉強が武器となります。
そしてプログラミング勉強した人は、Webサイトやアプリなどを作りたいと思うでしょうが、コンテンツが必要であり、企画案も必要です。
それらを身につけるのはかなり大変であり、タッグを組んだほうが速いという見方もできます。
あとは1人でプログラミングし、サイトやアプリを作るのは大変なので、他のプログラマーと協力したほうがよいでしょう。
結局、プログラマー1人だけでは限界があります。
プログラミング能力はコンテンツ能力と比べて、パクられないのが大きな利点です。
また、プログラミング能力が高ければ、会社に依存せず、転職も、し放題であり、食いっぱぐれることが少ないといえます。
というわけで若い人はコンテンツ能力(教養含む)を磨くより、プログラミング能力を磨くのは賢いと思います。
僕は本来は実学派だったのですが、環境や時代が許さなかったのですね。。。 (今からプログラミングをやる選択肢も考えています)
教養はコンテンツやコミュ力養成という面で意味がありますが、教養で食える人は1%以下であり、激戦区なので、若い人はプログラマーなどのパクられない技術を磨いた方がいいという記事でした。
でも、教養があると経営コンサル系にもいけますし、コンテンツ産業にもいけますし(メンタリストDaiGoなど)、コミュ力も高まる傾向にあると思うので、人生は有利に生きられます。
教養を軽視して、技術バカになると経営系やマネジメントやコミュ力などに疎くなるかもしれません。(ある意味、トレードオフな面があります。どっちかを選んだら、もう一方は選べないということです)
ではこの辺で。(3189文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。